アンティーク家具の魅力の一つは、職人の技や時代背景が細部に見えるデザイン。今回は、「脚」のデザインに注目してみました。
●「猫脚」デザインの魅力
アンティーク家具の脚部分によくみられるのは、曲線が美しい「猫脚」と言われるデザインですね。上部を外側、下部を内側に張り出し、脚先が前に出た形状のもの。動物の脚をモチーフにした「カブリオールレッグ」です。18世紀初期に登場しました。
アカンサスやロカイユの装飾が足元までに施された気品あるテーブルです。
ルイ15世様式 オークアームチェア ローズ柄のモケットとオークの古艶が馴染むルイ15世様式のアームチェア。
アカンサスの葉が彫刻されているガブリオールレッグとシノワズリーな装飾の組合せが独特の雰囲気をつくりだしています。
すっと伸びた脚のデザインに凛とした風格漂うプランタースタンド。シンプルなのに、角度が変わると表情も変わって見えます。店主一押しアイテム。
アカンサスの葉のモチーフ装飾が美しく、エンジェルはキ リリとした顔立ちで、高貴な印象のトレイ。細部に丁寧な 装飾が入った脚にご注目。
ドライフラワーやポプリ、生花を飾って楽しみたい。
うっとりするほど美しい透かし彫りのカードホルダー。華 奢な脚の装飾も優雅です。1880年代ごろのもの。存在感が
あり、ずっと見つめていたい逸品です。
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